担当:はむおパパ・はむおママ
この記事を読んでほしい方
- 子どもの発達が「なんか気になる」と感じている
- グレーゾーンと言われたけど、次に何をすればいいかわからない
- 夫婦間で子どもへの認識が違ってモヤモヤしている
気づいたのは、親である私たち自身でした
はむおが3歳になる頃、私たちはなんとなく感じていました。
「お友だちとの関わり方が、ちょっと他の子と違うかな」 「特定の音にものすごく敏感だな」 「切り替えが難しいとき、どうしてこんなに時間がかかるんだろう」 「幼稚園の行事で、一人だけふらふらしてビシッとできない」 「同じ行動を何度も繰り返す癖が気になる」 「先生や近所の人に挨拶ができない。他のことに気が向いてしまうようで」
健診で引っかかったわけでも、幼稚園の先生に言われたわけでもありません。妻(はむおママ)が育児の情報を調べるなかで「発達グレーゾーン」という言葉に出会い、「はむおのことが書いてある…」と感じたのが最初のきっかけでした。
「グレーゾーン」という言葉を知ったとき、夫婦の反応は真逆だった
正直に書きます。このとき、夫婦で大きく反応が分かれました。
妻(はむおママ): 元幼稚園教諭として子どもを見てきた経験もあり、「やっぱりそうかもしれない」という確信に近い気持ちと、「この子のために何かしなければ」という焦りが同時にありました。インターネットで調べれば調べるほど不安が膨らんでいった時期です。
夫(はむおパパ): 正直なところ、最初はピンときていませんでした。「男の子ってそんなもんじゃないの?」「個性の範囲では?」という気持ちが強く、妻がそこまで心配する必要があるのか、どこか楽観的に構えていました。
とはいえ、深刻な対立があったわけではありません。ただ、同じ子どものことを話しているのに、どこか会話が噛み合わない感覚はありました。妻は「早めに動きたい」、夫は「もう少し様子を見ればいいのでは」という温度差です。
転機になったのは、妻の言葉でした。「診断がつくとかつかないとかじゃなくて、今のはむおがどうすれば楽になれるかを一緒に考えたい」。その一言で、夫もようやく「一緒に動こう」という気持ちになれました。
気づいてから約1〜3ヶ月、私たちがやったこと
① まず発達支援センターに相談した
「病院?療育?どこに行けばいいの?」と最初は本当にわかりませんでした。調べてたどり着いたのが、各市区町村にある発達支援センター(または「子ども発達支援センター」)です。
正直に言うと、期待していたほどの答えは得られませんでした。
グレーゾーンという特性上、外から見ても明確に困りごとが見えにくく、相談員の方にも「様子を見ましょう」という楽観的な反応をされてしまうことが多かったです。「もっと具体的なアドバイスがほしかった…」と感じたのも事実です。
ただ、収穫もありました。
発達の検査を受けることができ、知的な発達には問題がないことがはっきりしたこと。また、同年齢の子と比べたときに「どの程度の特性があるのか」という相対的な位置がある程度わかったこと。「白でも黒でもない」という宙ぶらりんな状態のなかで、こうした客観的な情報が得られたのは大きな一歩でした。
💡 発達支援センターとは? 各都道府県・市区町村が設置する、子どもの発達に関する総合的な相談窓口。診断はできませんが、発達検査や適切な支援機関への橋渡しをしてもらえます。無料で利用できます。「頼れば全部解決」とはいかないこともありますが、まず状況を整理する場として活用するのがおすすめです。
② 幼稚園の担任の先生に話した
これが正直、一番勇気がいりました。「どう伝えればいいか」「変に思われないか」と悩みましたが、はむおの幼稚園は全面的に受け入れてくれました。
先生方が親身に関わってくれたおかげで、はむおは幼稚園がとにかく大好きに。休みの日のほうが逆につまらなそうにしているくらいで、「今日幼稚園ない?」と聞いてくることもあるほどです。
この経験から感じるのは、幼稚園・保育園選びは本当に大事だということ。発達に特性のある子にとって、園の雰囲気や先生の姿勢が、その後の子どもの自己肯定感に大きく影響すると思っています。「この園、なんか合いそう」という親の直感も、大切にしてほしいです。
当時、本当に困ったこと3つ
😔 ① 診断名がつかないことへのモヤモヤ
「グレーゾーン」とは、発達障害の特性はあるものの、診断基準を満たすほどではない状態を指します。つまり、「白でも黒でもない」という宙ぶらりんな状態です。
診断名があれば支援を受けやすい面もある。でも診断名がないと「じゃあ個性の範囲?でも明らかに困ってるよね?」という矛盾した気持ちになる。このモヤモヤは、グレーゾーンの親なら多くの方が感じることだと思います。
私たちが行き着いた考え方は、**「診断名より、凹凸の”凸”に目を向ける」**ことでした。
実はこれ、はむお本人はいたってお気楽で、本人が「困っている」という感覚はあまりないんです。むしろ自分の世界を全力で楽しんでいる。そう気づいてから、「何に困っているか」より「何が得意か、何が好きか」に目を向けるようにしました。
発達の凹凸があるということは、裏を返せば突出したポテンシャルを持っている可能性があるということ。苦手なことに悩むより、好きなことや得意なことが見つかったときに全力でそこを伸ばしてあげたい。今はそんな気持ちで日々を過ごしています。
😔 ② 幼稚園や周囲への説明が難しかった
グレーゾーンの説明が難しいのは、「どこまで話すか」という問題より先に、そもそも異常さが微妙で言語化しにくいという壁がありました。
明らかに困っているのに、いざ人に話すと「まあそんなもんじゃない?」「男の子ってみんなそうだよ」と返ってくる。その言葉が悪意からではないとわかっていても、「やっぱりわかってもらえない」という孤独感がありました。
これがグレーゾーンの難しさで、白黒はっきりしないからこそ、周囲に伝えること自体がハードルになるんですよね。だからこそ、説明するときは「うちの子は〇〇が苦手で、〇〇のときにこういう行動が出ます」と具体的なエピソードで話すようにしてから、少し伝わりやすくなりました。
😔 ③ 子どもへの関わり方がわからなかった
「叱ればいいのか」「受け入れればいいのか」「どこまでが特性でどこからが甘えなのか」。この問いへの答えは、正直まだ探し続けています。
たとえば、幼稚園の発表会や運動会で一人だけ列からふらふらと離れてしまうこと。周りの保護者の視線が気になって、思わず「ちゃんとして!」と言いたくなる。でもはむおにとっては、その場の雰囲気や周囲の動きに意識が向かず、悪気もなければわざとでもない。その場の「空気」を読んで合わせるということが、まだ難しいのだと気づいてから、見方が少し変わりました。
決まった行動を繰り返す癖(同じルーティンにこだわる、特定の手順を崩されると混乱するなど)も、最初は「なんでそんなことするんだろう」と不思議に思っていました。でもこれも、**先の見通しが持てないと不安になりやすい特性からくる「自分なりの安心の作り方」**だと知ってから、見え方がガラッと変わりました。
自分たちで調べるなかで行き着いたのは、**「まず安心できる場所を作ることが最初の一歩」**というシンプルな考え方でした。できる・できないの前に、この子が「ここは安全だ」と思える場所を家庭の中に作ること。それだけを意識するようにしてから、関わり方が少し変わりました。
今、振り返って思うこと
あの頃の自分たちに言えるとしたら、こう伝えたいです。
「完璧な親じゃなくていい。まず動いてみることが全てのはじまりだった。」
グレーゾーンという言葉に出会ったとき、正解を探して焦っていました。でも正解より先に必要だったのは、**「一人で抱えないこと」と「一歩動いてみること」**でした。
相談窓口に電話した日、幼稚園の先生に話しかけた日。その小さな一歩が、今のはむおと私たちの関係を少しずつ変えてくれています。
まとめ:グレーゾーンかもと思ったら、まずこの3ステップ
- 発達支援センターに相談する(無料・予約制・全国にあります。過度な期待は禁物ですが、状況整理と検査の入口として活用を)
- 幼稚園・保育園の先生に話す(具体的なエピソードで伝えるのがコツ。受け入れてくれる園選びも重要です)
- 診断名より凹凸の”凸”に目を向ける(苦手より得意・好きなことのポテンシャルを信じる)
はむお家のこれからも、ここで発信していきます
このブログでは、グレーゾーンの子を育てるリアルな日常を、夫婦それぞれの視点で発信しています。「完璧な子育て」ではなく、「試行錯誤しながら前に進む子育て」をいっしょに歩んでいただけたら嬉しいです。
※本記事は医療的な診断や専門的なアドバイスを提供するものではありません。気になる点は専門機関にご相談ください。

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